クワイエット・ライオットやディオ、トゥイステッド・シスターといったバンドのサポートとしてツアーを行った後、プロデューサーにピンク・フロイドなどを手がけたジェイムス・ガスリーを迎えて制作されたアルバム『ザ・ウォーニング(警告)』を1984年にリリース。続いて1986年には2ndアルバム『炎の伝説』をリリース。AC/DCやオジー・オズボーン、さらにはボン・ジョヴィのサポートとしてツアーを行う幸運に恵まれ、徐々にファン・ベースを拡大していく。そして、1988年にコンセプト・アルバムの3rd『オペレーション：マインドクライム』を発表。当時のデフ・レパードやメタリカとのツアーも話題を呼び、クイーンズライクの世界レベルでの人気を決定的なものにする。この作品はHR/HMの歴史上、最も重要なアルバムの一つと称される作品として語り継がれる名盤として認められることになる。つづく1990年にリリースされた『エンパイア』も前作の勢いをそのままに、大ヒットを記録、特にシングル・カットされた「静寂」は米ビルボード・チャートでTOP10入り果たすと同時に、プロモーション・ビデオもMTVのビデオミュージックアワードで視聴者賞を受賞する。その後、1994年に『約束の地(プロミスト・ランド)』、1997年に『ヒア・イン・ザ・ナウ・フロンティア』をリリース、ギタリストのクリス・デガーモがバンドを脱退するという悲劇に見舞われるも、新たにAtlanticと契約を交わし、クリスの後任にケリー・グレイを迎えて『Q2K』を1999年にリリースする。2001年にベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』と、ライブ・アルバム『オペレーション：ライヴクライム』を、2003年にSanctuaryより8枚目のオリジナル・アルバム『トライブ』を発表する。そして2006年、クイーンズライクは、あの伝説的名盤『オペレーション：マインドクライムの続編、『オペレーション：マインドクライムⅡ』を発表し完全復活を果たす。その後、全世界でSOLDOUT続出となった「オペレーション：マインドクライム」ツアーを敢行し、2007年春そのツアーの模様を収めたCD＆DVD『マインドクライム・アット・ザ・ムーア』をリリース。日本でもそのシアトリカルなショウでオーディエンスを圧倒した。そして、待望の新作を携えての再来日公演が決定した。