LIVE: 8 1/2 / FRICTION / ゆらゆら帝国
Opening Performance@Entrance Lobby:渡辺"カント"作郎 / オシリペンペンズ / CDR(恒松光)
80'sカルチャーの源流8 1/2、結成30年を経てさらに強烈なビートを放つFRICTION、
比類なき独自のサイケデリックな世界を築くゆらゆら帝国が満を持して一堂に会する。
そのエッジを体感せよ!
Nylon100%
'78年~'86年の間、渋谷センター街奥にあった先鋭的ミュージック・カフェ。8 1/2、プラスチックス、東京ブラボー、ヒカシュー、戸川純、ケラなど同店に出入りしていたミュージシャンの多くが、その後の音楽シーンを牽引していったことでも知られる。昨年7月にはその歴史を検証した『ナイロン100% 80年代渋谷発ポップカルチャーの源流』(ばるぼら著、100% Project監・アスペクト刊)が刊行、併せて代官山・UNITで2デイズ『The 30th Anniversary of Nylon100%』が行われるなど、再評価とともに新たな動きが起きている。
U.F.O. CLUB
'96年オープン、当時まだ珍しかったサイケデリック色を前面に打ち出した“東高円寺発”のライヴハウス。サイケデリック、ノイズ、オルタナ、ガレージと既成のジャンルとは一線を画す、エッジを感じさせるセレクトで最前線を走り続ける数少ないスペースである。 http://www.ufoclub.jp/
Legendary Gate
Nylon100%、U.F.O. CLUB、ふたつのスペースが時空を超えてコラボレート。5月10日の『Legendary Gate Vol.1』(Plastic Sex+にせんねんもんだい)を皮切りに、7月17日の遠藤賢司+ピラミッド・カレー、と斬新なシリーズイヴェントを打ちだしている。
8 1/2
'78年結成。'79年、ライヴオムニバス『東京ニューウェイブ79』に参加。メンバー交替を繰り返しながら久保田慎吾(Vo)、上野耕路(Key)、鈴木智文(Gr)、泉水敏郎(Dr)を中心に活動。'80年に解散するものの、各メンバーはそれぞれのグループやソロ活動で日本のミュージックシーンに大きな足跡を残す。オリジナル音源は希少だが、後に「少年たち」「リズム運動」「キネマの夜」「ライフスタイル」「踊れな
い」「暗いところへ」「ナルシスティック」「メモアール」などの楽曲がハルメンズや戸川純によりカヴァー/レコーディングされている。'85~'86年、初期デモテープがアルバム化されたことをきっかけに、沖山優司(B)を迎えて数回の再結成ライヴが実現。さらに'08年、関係の深かった伝説のニューウェイヴサロン“NYLON100%”の30周年イベントで再結成。これを機に完全復活を果たす。結成から30年の時を経て、ポップアヴァンギャルドと称される特異なサウンドスタイルはさらに加速度を増し時代に融合する。
FRICTION
'78年4月結成、'80年に坂本龍一のプロデュースによる『軋轢』でデビュー。数度のメンバーチェンジを経て、'06年4月からドラムスの中村達也との二人編成による活動を開始。'95年に発表した『Zone Tripper』以来の新作『DEEPERS』を今年リリースした。
ゆらゆら帝国
「日本語のオリジナルロック」というコンセプトのもと、坂本慎太郎 (Vo&G)、亀川千代(B)を中心に'89年東京にて結成、'97年に柴田一郎(Dr)が加入し現メンバーになる。'05年にレーベル移籍後、『SWEET SPOT』、'06年にシングル「つぎの夜へ」を発表。'07年の最新アルバム『空洞です』は、ジャンルを超えて各方面で話題になる。CD同様、12 inch Remix Vinyl盤も国内にとどまらず海外でも評価が高く、N.Y.のMesh-Key RecordよりCD『SWEET SPOT』、Remix Vinyl『SOFT DEATH』を発表。また、国内ライヴ同様、今までN.Y.、オーストラリア、台湾のフェスに出演し、その圧倒的存在感は海外でも唯一無比である。'08年7月、既発の12 inch Remixと『空洞です』からのNew Remixをコンパイルした2枚組『REMIX2005-2008』を発表。同年の国内主要フェス、国内ツアー、オランダ/ベルギーのフェス、そして3度目のN.Y.公演と国内外でライヴを展開。'09年、Death From Abroad (DFAが海外アーティストをピックアップするN.Y.のレーベル)から、12inch Single「Dekinai / Sweet Surrender」、Album『Hollow me (空洞です)』のリリースを控えている。
渡辺“カント”作郎
'72年、村八分にドラマーとして参加。同時期、マルチアートグループ○△□を主宰。その後、ハタ・ヨガ教師として過ごす。90年代に入り、(大版の)ミニコミ『TOTOTO』を創刊。同時にアート、音楽活動を再開、多岐に渡り活動。'01年、'72年に制作した『○△□』が復刻、リリース。'02年『○△□ meets Marble Sheep』を独Fenfundvierzigよりリリース。'04年、大阪に移住、同年より「カフェさくろう」シリーズの展覧会を開催、様々な場所でジャンルレスな表現を行っている。
オシリペンペンズ
1999年に石井モタコ(Vo)、迎祐輔(Dr)で難波BEARSを拠点としてライブ活動を始める。翌00年、中林キララ(Gr)が加入。その後、アルケミーレコードから『猫が見たライブ』(05)、マカロニレコードから『ミクロで行こう』(08)をリリース。08年、PA
メンバーとして新たに道下慎介(LSD-march)が加入。現在、OZ DISCからライブアルバム『ゴリファナ』をリリース予定。ナンセンスな言語感覚と衝撃的なライヴパフォーマンスをもって“関西ゼロ世代”の代表的バンドとして目され、エッジーなそのセンスは国内のみならず海外でも高い評価を得ている。ちなみに、2008年末の「ゆらゆら帝国LIVE2008 FINAL」にスペシャルゲストとして出演している。
CDR(恒松光)
15歳の時にAphex TwinとAlec Empireから影響され、PCにて楽曲制作を開始。美しくメランコリックなメロディに複雑で超攻撃的なビートが絡み合う楽曲スタイルは、Aphex Twinの『Richard D James Album』から受け継いだもの。ちなみに、作曲のペー
スが恐ろしく速いことで知られ、最近では150曲入りのデモをネット上で無料公開したことが話題に。CDでの作品リリースは『CDR』(04年)、『That's CDR』(06年)、『NEO CEDER』(08年)。来年、イタリアのSonic Belligeranzaから12インチをリリース予定。海外での評価も高く、03年にイギリスツアー、09年にイタリア、フランスツアーを行っている。
http://www.asahi-net.or.jp/~zr3a-tnmt/
http://www.asahi-net.or.jp/~zr3a-tnmt/