特にニューウェイヴを土台にしたポップ・センスは抜群で、注目した米キャピトルが契約。セルフ･タイトルの1stアルバム『OK GO』を02年にリリース。全米ヒートシーカーズ･チャート1位というデビューを切り、ザ・ヴァインズらのサポートを重ね、03年5月には初来日を果たす。アンディ･ダンカンに替わりアンディ・ロス(g, key)が加わり、バンドのアイデンティティを追求した2ndアルバム『オー･ノー』を05年にリリース。カーディガンズやフランツ・フェルディナンドをヒットさせたトーレ・ヨハンソンをプロデューサーに、ダイレクトなバンド･サウンドを結実させた。ここでの最大のヒットはユニークなビデオで、プロの振付師であるダミアン姉の指導の下、自宅裏庭でスーツ姿の彼らが踊る1stシングル「ア・ミリオン・ウェイズ」がネット上で話題を呼ぶ。2ndシングル「ヒア･イット･ゴーズ･アゲイン」も姉の振り付けで、フィットネス･ジムのランニング･マシーン8台を駆使した体操のような踊りが、MTV はもちろんYouTube で大爆発し累計4,700万回を超える視聴を記録！YouTubeビデオ・アウォーズや07年度グラミー賞最優秀短編ミュージック･ビデオ部門に輝き、MTVビデオ･ミュージック･アウォーズ授賞式で再現されるほどの人気を博した。「ア･ミリオン･ウェイズ」もMTVビデオ･ミュージック･アウォーズにノミネートされた。この大ブレイクの後、SUMMER SONIC 07出演を挟み2年半に及ぶワールド･ツアーを行う。また演劇や執筆、トロンボーンでの音源制作や米上院での演奏、ハリケーン･カトリーナ被災者へのチャリティ等、八面六臂の活動を展開。新作に先駆け、この秋全米公開された人気映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のサントラ盤に新曲「Shooting The Moon」を提供し、同OSTは全米第1位を記録。また、ダミアンはユニクロ09年冬のフリース･キャンペーンにモデルとして抜擢され、日本以外の英米アジア各国の紙媒体・店頭ポスター等に登場した。そして3rdアルバムが完成した。プロデューサーはモダン･サイケデリックなサウンドで知られるデイヴ･フリッドマン（ex.MERCURY REV/MOGWAI/THE FLAMING LIPS/MGMT/JANE’S ADDICTION/NUMBER GIRL/ZAZEN BOYS 他多数）。スタジオでは「プリンスの『パープル･レイン』を良く聴いていた」（ティム）という通り、ファンキーなグルーヴと浮遊感溢れる不可思議なメロディが感じられる作品になった。当然期待されるビデオだが、1stシングル「WTF?」の、カメラ1 台の一発撮りによる、カラフルな残像が画面いっぱいに広がる斬新な映像が到着。今後も、独自のユーモア･センスが発揮されたPV が制作される予定だ。さあ、青い光に魅せられた4人のマジカル・ワールドにトリップしよう。2010年1/11～18 にはUK ツアーをまわり、2月、発売したばかりのニュー・アルバム『オブ・ザ・ブルー・カラー・オブ・ザ・スカイ』を携えての来日!!