ブルースは、こう語る。
「2008年~2009年のワールド・ツアーで、エド・フォース・ワンに対するファンからの反響があまりに凄くて驚いた。あのプロジェクトを文字通り発進させるに当たりどれほど苦労したか、その過程を追ったドキュメンタリー『フライト666』をファンは皆、目にしていると思うが、複雑な準備や運搬作業を乗り越えた甲斐があって素晴らしい成果を上げることができた! バンドもクルーもこのツアー・スタイルが非常に気に入り、 ザ・ファイナル・フロンティア・ツアーを同じスタイルで進めることに決めたのは当然の成り行きという感じだ。世界中で、できる限り大勢のファ ンに会いたいからね。ただ、今回はもっとツアーを拡大して、メイデンが今まで行ったことのない地域にも行くことにした。真のフロンティア精神だ!! シンガポール、インドネシア、韓国で初めてプレイするのがとても楽しみだし、その他の国々でファンに再会できるのも心待ちにしているよ」
「今年のツアーのセット・リストはちょっと違うものになる。当然のことながら、ニュー・アルバムからの曲や最近の作品が増えるが、昔からのファンが大好きな曲もいろいろ入れるつもりだ。新しいファンが古い曲を初めてライヴで楽しめるようにしたいから。エディも含めて、今年使ったセットを可能な限り飛行機に詰め込んで、できるだけ多くの会場で壮観なライト・ショウを再現する予定だ。誰もが最高のショウだった、と言えるものになることは確実だ!! だから、楽しみにしていてほしい」
EMI(アメリカでは UME)から8月にリリースされたバンドの通算15作目のスタジオ・アルバム『ファイナル・フロンティア』はバンドにとってチャート順位が最高の作品になり、東はアラビア、インド、西はカナダ、南はニュージーランド、さらにイギリス、ヨーロッパ、ラテン・アメリカでセールス・チャートの1位になり、ビルボード誌でヨーロッパのテイストメイカー・チャート、ロック・チャートでもNo.1に輝き、アメリカではこれまでの自己最高位の4位となっている。
メイデンは既に北米で25回のコンサートを行い、ヨーロッパでもいくつかのショウを行っているが、本格的なヨーロッパ・ツアーは2011年に夏に開始される。 数ヵ所の日程は既に発表されているが(下記参照)、その他の日取りはバンドの海外オフィシャル・ウェブサイト
www.ironmaiden.comで今後数週間の間に発表される予定だ。