JUDAS PRIEST
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69年、バーミンガムで結成されたロック・バンド、ジューダス・プリースト。74年にインディレーベルからデビューし二枚のアルバムを発表した後、CBSに移籍。プログレッシヴなハード・ロックだったが、徐々にスタイルはレザーに身を包むハーレーが似合うヘヴィ・メタルへと変貌する。メロディアスなツイン・ギターの競演に、突き刺すようなハイトーン・ヴォーカル、ジューダスならでは魅力が一層明確になり、『ステンド・クラス』においてそのスタイルを確立。。ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル・ムーヴメントを代表するバンドとなる。
80年代に入るとLAメタル、スラッシュメタル、ヘヴィ・ロックetc様々なジャンルが台頭する中、プリーストは英国伝統の様式美に基づいた本来の姿勢を貫き通してきた。そんな中、12作目のアルバム『ペインキラー』(90年発表)はヘヴィで疾走感のある傑作になったが、92年にロブ・ハルフォードが脱退し、新たなヴォーカリストが加わる事に。何度かの解散の危機を乗り越えながら迎えたデビュー30周年、ロブ・ハルフォードがカムバック。そして05年、ロブの加わった新作の発表後、ツアー疾走する。
そして08年バンドとしては初のコンセプト・アルバムをリリースし、ヘヴィ・メタル・オペラという新たなる境地を開拓、3年ぶりとなる来日公演も大成功を収めた。2009年かの名盤『ブリッティシュ・スティール』のリリース25周年を記念し、完全再現ライヴを敢行。世界中を回り、日本にも“LOUD PARK 09”のヘッドライナーとして出演し、その変わらぬメタル・アティテュードを見せつけた。
2011年、次のワールド・ツアーが最後のツアーとなることを発表。ツアー開始を前にK.K.ダウニングが脱退してしまうが、サポート・メンバーを迎え、いよいよ最後の旅路を歩み始めた。