Dregen / ドレゲン (g, vo, percussion)
Johan Blomquist / ヨハン・ブロムクウィスト (b)
Nicke Borg / ニッケ・ボルグ (vo, g)
Peder Carlsson / ペダー・カールソン (ds, backing vo, piano)

89年スウェーデンのネシエで結成。北欧ロックの大先輩であるHANOI ROCKSに触発され、90年にデモを制作。翌91年デビューEP「SOMETHING TO SWALLOW」発表。93年スウェーデンのMegarock Recordsと契約、94年1stフルレングス・アルバム「DIESEL & POWER」リリース。程なくしてドレゲンはENTOMBEDのニッケ・アンダーソンとTHE HELLACOPTERSを結成、BYBとしての活動は一時中断する。THE HELLACOPTERSのメンバーとして「SUPERSHITTY TO THE MAX!」（'96）、「PAYIN' THE DUES」（'97）を作り上げ、97年にドレゲンがTHE HELLACOPTERSを離れ、ようやくBACKYARD BABIESに本腰を入れ再始動。

2ndアルバム「TOTAL 13」を98年に発表。この年、初の日本公演も行い、ヨーロッパのみならず日本でも高い人気を誇るバンドとして名を馳せていく。01年3rdアルバム「MAKING ENEMIES IS GOOD（邦題：天下無敵）」を完成させ、2度目の来日公演も実現。03年に傑作「STOCKHOLM SYNDROME」を発表。AC/DCのヨーロピアン・ツアーのサポートを務め人気を高めたバンドは、このアルバムで同年の『スウェディッシュ・グラミー・アウォーズ』を獲得。この作品は祖国スウェーデンにて、ナショナル・チャート初登場2位にランクインしている。

04年には『SONIC MANIA』へ出演するため3度目の来日を敢行し、ヨーロッパではVELVET REVOLVERのツアーのサポート・アクトとして帯同するという経験も。そして05年に、ライヴ・バンドとしての集大成としてライヴ・アルバム「LIVE LIVE IN PARIS」を発表。06年にはTHE HELLACOPTERSのニッケ・アンダーソンをプロデューサーに迎え5枚目のスタジオ・アルバム「PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE US」を制作しリリース。『LOUD PARK 06』を含むジャパン・ツアーでの勇姿も記憶に新しい。そして07年、メジャーのBMGからドロップ。5月上旬にはフェスティヴァルを含む中国公演が控えていた彼らであったが、チベット問題により直前に急遽キャンセルに見舞われる。

そして08年、自分たちのレーベルBillion Dollar Babies Recordsより、通算6作目のスタジオ・アルバムにして、自らのバンド名を冠したアルバム「BACKYARD BABIES」を放つ。8月初頭からは祖国スウェーデンでの公演を皮切りに、10月中旬までヨーロピアン・ツアーに出発。英国、フランス、ドイツなど各国を回った。08年の11月に行なったジャパン・ツアーも大盛況のうちに終える。しかし、結成20周年を迎えた2009年11月16日、地元のデイリー紙によるインタビューにてニッケが、無期限活動休止を宣言。1月中旬から2月中旬までヨーロッパと日本でツアーを行なった後、その歩みを止めた。

休止の間、ニッケは、NICKE BORG HOMELANDというソロ・プロジェクトを立ち上げ、2010年にEP「CHAPTER 1」でデビュー。2011年に1stアルバム「CHAPTER 2」、2013年に2ndアルバム「RUINS OF A RIOT」をリリースした。ヨハンもベーシストとして同バンドに参加。ドレゲンは、2011年にMICHAEL MONROEに加入し、2013年に「HORNS AND HALOS」をリリース。同年、初のソロ・アルバムも発表。さらに、自伝の出版や息子の誕生などといった生活環境の変化で体調を崩したこともあり、MICHAEL MONROEを脱退した。

2014年5月に、その夏から復活作の曲作りを開始するとアナウンス。2015年1月には、HARDCORE SUPERSTARらも所属するスウェーデンのSony傘下Gain Music Entertainmentと契約。6月には、『Sweden Rock Festival』でライヴ活動も再開。『Download Festival』にも出演し、英国のファンを沸かせた。そして8月、ついに復活アルバム「FOUR BY FOUR」を発表する。そのアルバムを引っ提げて、『LOUD PARK 15』に出演を果たした。