今年7月、韓国バンドのHYUKOHと、台湾バンドのSunset Rollercoasterが、プロジェクトアルバム『AAA』をリリース。2023年5月から約1年間、両バンドが韓国内の各地で共同創作し、“音楽流浪団”をスタイリングコンセプトとした8曲を収録。同時に両バンドのプロジェクト名も“AAA”として始動。
長年交流のあった両バンドが初めて協業するきっかけは東京にあった。HYUKOHが2020年2月に日本ツアーで東京を訪れていた際、アルバムの準備で東京にいたSunset Rollercoasterと会って話したことが契機となり、その後、Sunset Rollercoasterの「Candlelight」にHYUKOHのボーカル オ・ヒョクフィーチャーされ、HYUKOHの「Help」をSunset Rollercoasterがリメイク。コロナ禍以によりこれらの作業はオンライン上で行われたが、両バンドが互いに持っていた愛情とリスペクトを通じて、より濃密な関係性が生まれる。
2023年3月、Sunset Rollercoasterの韓国公演にて両バンドは再会、“共に作る音楽”ことへ対する全員の思いを再確認し、『AAA』の協業へと至り、ともに４年ぶりのアルバムリリースとなった。
今作を記念としたワールドツアーでは、対バン形式ではなく、両バンドが一度にステージに立ちライブを繰り広げる、これまでに無いスペシャルなライブとなる予定だ。

2014年秋デビューの4ピースバンド。メンバーは、オ·ヒョク(Vo・Gt)、イム·ヒョンジェ(Gt)、イム·ドンゴン（Ba）、イ·インウ（Dr）、客員メンバーJNKYRD。ソウルの若者の街・弘大（ホンデ）を拠点に活動を始め、2015年にはデビュー1年で音楽チャートの首位を席巻。圧倒的ボーカル力と、シンプルかつ洗練されたバンドサウンドで世界から支持を集め、1stアルバム『23』をリリースした2017年よりワールドツアーを開始。日本においてはサマーソニック2016・2017と2年連続の出演、2019年は米国を代表する野外フェスCoachella Valley Music and Arts Festivalの出演に加え、フジロック初出演にしてホワイトステージへ登場。
今回の来日は、2020年2月の4都市5公演の日本ツアー以来となる。

2009年に台北にて結成。 メンバーは、Kuo-Hung Tseng、Hung-Li Chen、Shao-Hsuan Wang、Tsun-Lung Lo、Hao-Ting Huang。2011年にアルバム『巴莎諾娃 Bossa Nova』発表し、同年SUMMER SONICに出演。その後数年間の活動休止を経て、2016年E.P『JINJI KIKKO』を発表、アーバンかつサイケでメロウな唯一無二の落日飛車的アジアンオリエンティッドロック(AOR)と評される。 2018年には成熟した圧倒的な世界観を表現したバンドの代表作となる2ndアルバム『CASSA NOVA』を発表し、2019年にはFUJI ROCK FESTIVALに出演。2021年には台湾のグラミー賞と言われる金曲獎の最優秀バンド賞を獲得。2023年にはアメリカを代表する野外フェスCoachella Valley Music and Arts Festivalに出演を果たし、名実ともに台湾を代表するバンド。