1940年7月7日、イギリス、リヴァプール生まれ。本名はリチャード・スターキー。 生まれ育ったディングル地区はリヴァプールのなかでも最も治安の悪い場所だった。3歳のときに両親が離婚するなど家庭環境に恵まれず、生まれつき虚弱体質でもあったリンゴは、小・中学校のときに大病を患い、入退院を繰り返す。ドラムと出会ったのは13歳のときのこと。肋膜炎で1年間入院しているときに医者に教えてもらったのだ。退院後、工場で働きながらダンス・パーティーなどでドラムを叩くというセミ・プロ生活を送っていたリンゴは、数々のグループに在籍して腕を磨く。リンゴが59年に加入したロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズは、当時ビートルズよりも名が知られる存在だった。“リンゴ・スター”という芸名はハリケーンズ時代に付けられたもので、指輪をたくさんはめていたこと(“Rings”)に由来する。ビートルズには当時ピート・ベストというドラマーがいたが、レコード・デビュー直前の62年8月に正式に加入した。 ビートルズのメンバーはみなユーモア感覚に優れていたが、たとえば「ビートルズのメンバーで2番目に好きなのは?という投票があったら1番になるのは僕だね」という発言や、「ベートーヴェン? 好きだよ、特に詩がね」という人を食ったコメントなど、リンゴもまた独特の感覚を持ち合わせていた。もうひとつ、ジョンが「リンゴイズム」といったキャッチーな言語感覚もリンゴならではのものだった。有名なのが、リンゴのつぶやきが元でビートルズの作品名にもなった「A Hard Day's Night」と「Tomorrow Never Knows」だ。ともに文法的には間違ってはいるものの、ジョンはリンゴの言語感覚の鋭さを賞賛した。64年の初の主演映画『ハード・デイズ・ナイト』では主役に抜擢、演技力を高く買われたリンゴは、ビートルズ後期、映画の仕事に重点を置くようになり、ピーター・セラーズとの共演作『マジック・クリスチャン』や『キャンディ』などに出演した。 私生活では、65年2月に幼馴染みのモーリン・コックスと結婚、同年9月13日に長男ザック(後にザ・フーやオアシスのサポート・ドラマーとして活躍)が生まれている。 ビートルズ時代の自作曲で名前がクレジットされているのは「消えた恋」「フライング」「ドント・パス・ミー・バイ」「オクトパス・ガーデン」「ディグ・イット」の5曲で、ヴォーカル曲は以下の11曲である。「ボーイズ」「彼氏になりたい」「マッチボックス」「ハニー・ドント」「アクト・ナチュラリー」「消えた恋」「イエロー・サブマリン」「ウィズ・ア・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」「ドント・パス・ミー・バイ」「グッド・ナイト」「オクトパス・ガーデン」。 ビートルズ解散間際の70年には子供の頃からの夢だったというスタンダード曲を集めた初のソロ・アルバム『センチメンタル・ジャーニー』を発表。続いて書き下ろしのカントリー作品ばかりを集めた『カントリー・アルバム』を発表し、ソロ活動へと歩みを進めた。その間ジョージの協力を得て制作したシングル「明日への願い」と「バック・オフ・ブーガルー」がヒット。さらにジョージとの共作シングル「想い出のフォトグラフ」や、ソロ最高傑作と言われるアルバム『リンゴ』(73年)からのシングル「ユア・シックスティーン」がともに全米1位を獲得。70年代前半にソロ・キャリアの頂点にのぼりつめた。71年にはジョージが主催した「コンサート・フォー・バングラデシュ」にも出演している。 70年代後半はEMIを離れ、大御所アリフ・マーディンをプロデューサーに迎えて『リンゴズ・ロートグラヴィア』(76年)を発表、その宣伝も兼ねて10年ぶりに来日した。80年のジョンの訃報を耳にしたリンゴは、主演映画『おかしなおかしな石器人』での共演をきっかけに交際していた女優のバーバラ・バックとニューヨークのダコタ・ハウスを訪れ、ジョンの死を悼んだ(バーバラ・バックとは81年に再婚)。 89年にリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドを結成。ビートルズ解散後、初の本格的なワールド・ツアーに出る。 ザ・バンドのリック・ダンコとリヴォン・ヘルム、イーグルスのジョー・ウォルシュ、E・ストリート・バンドのニルス・ロフグレンとクラレンス・クレモンス、さらにビリー・プレストンやドクター・ジョンといった大物が一堂に会し、リンゴ以外のメンバーも各自のヒット曲を歌うというスタイルをとったこのツアーは大きな反響を呼んだ。その後は数年に一度、顔ぶれは変わりつつも定期的にツアーを行ない、2012年の現在までに11期を数えている。その間、90年(第1期)と95年(第3期)には日本公演も実現(今回の公演は実に18年ぶり3度目となる)。96年には、日本の宝酒造「すりおろしりんご」のCM(“りんごすったー”で有名)にも出演した。 オール・スター・バンドでのライヴで現役ミュージシャンとしての感覚を取り戻したリンゴは98年、エアロスミスやボン・ジョヴィなどを手がけたマーク・ハドソンを作曲パートナー兼共同プロデューサーに迎え、以後『ヴァーティカル・マン~リンゴズ・リターン』(98年)、『リンゴ・ラマ』(2003年)、『チューズ・ラヴ』(2005年)などの力作を次々と発表。その後は故郷リヴァプールへの想いを綴った『想い出のリヴァプール』(2008年)や『リンゴ2012』(2012年)などの内省的な作品をコンスタントに発表している。ビートルズ時代から定評のあるタメと間(ま)により生み出される絶妙のドラミングはいまだに健在だ。 2013.2.15 Fri RINGO RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND出演のユニバーサルミュージックが主催するライヴイベント「U-EXPRESS LIVE 2013」、タイムテーブル発表!オフィシャル最終先着先行も受付中!RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND出演のユニバーサルミュージックが主催するライヴイベント「U-EXPRESS LIVE 2013」、タイムテーブル発表!オフィシャル最終先着先行も受付中! 2013.2.13 Wed 大阪公演ソールドアウト!RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND大阪公演がソールドアウトとなりました! 東京公演は既に売り切れ、残るは名古屋公演のみです。 貴重なステージをお見逃しなく!! 2013.2.13 Wed "リンゴ・スターファミリーツリー"をアップ!!2013.2.05 Tue 3週連続で掲載するリンゴ・スター物語 "リンゴ・スターヒストリー"。第3回「80年代以降のソロ活動」をアップ!!2013.1.31 Thu 大阪公演もチケット残り僅か!!東京公演がSOLD OUTとなったRINGO STARR & HIS ALLSTARR BAND、大阪公演もチケット残り僅か!! チケットのお求めはお早めに!!名古屋公演も絶賛発売中!! 2013.1.29 Tue 3週連続で掲載するリンゴ・スター物語 "リンゴ・スターヒストリー"。第2回「70年代のソロ活動」をアップ!!2013.1.22 Tue 3週連続で掲載するリンゴ・スター物語 "リンゴ・スターヒストリー"。第1回「誕生からビートルズ時代」をアップ!!2013.1.16 Wed ユニバーサルミュージックの主催するライヴイベント「U-EXPRESS LIVE 2013」に出演決定!2012.12.27 Thu ZEPP TOKYO チケットSOLD OUT!!OPEN 18:00 / START 19:00
問い合わせ:クリエイティブマン 03-3499-6669 OPEN 18:00 / START 19:00
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