41.Rock and Roll Music「ロックンロール・ミュージック」
チャック・ベリー1957年の自作自演ヒット(8位)。ビーチ・ボーイズのシングルが1976年に全米5位(全英29位)。アルバム『15ビッグ・ワンズ』収録。日本ではビートルズのヒット曲として広く知られ、ハンブル・パイ、クロス・カントリー(トーケンズ)、マニック・ストリート・プリーチャーズほか多数のレコーディングがある。
42.Do You Wanna Dance?「踊ろよベイビー」
黒人シンガー、ボビー・フリーマン1958年の自作自演ヒット曲(全米5位)のカヴァー。デニス・ウィリソンがリード・ヴォーカルを担当したビーチ・ボーイズのシングルは65年に全米12位にランクされた。アルバム『トゥデイ!』収録。デル・シャノン(64年、43位)、ママス&ザ・パパス(68年、76位)、ベット・ミドラー(73年、17位)、ラモーンズ(78年、86位)等でリヴァイヴァル・ヒットしたほか、エディ・コクラン、クリフ・リチャード、フォー・シーズンズ、ジョニー・リヴァースなどのレコードもある。
43.Surfin' USA「サーフィン・U.S.A.」
チャック・ベリー1958年のヒット曲「スウィート・リトル・シックスティーン」を下敷きにブライアン・ウィルソンが作りあげたサーフィン讃歌であり、ポップス史上最も有名なサーフィン・ソング。1963年のセカンド・アルバム『サーフィンUSA』収録。1963年5月に全米チャート3位(全英28位)を記録、74年にリヴァイヴァル・ヒット(36位)している。 ビーチ・ボーイズが参加したジャン&ディーン、アストロノウツ、ホット・ドッガーズ(ヴォーカル:ブルース・ジョンストン)、リンカーン・サーフサイド・バンド、パパ・ドゥー・ラン・ラン、ジョニー・アリディ、レイフ・ギャレット(20位)などカヴァー多数。変わったところでは、フレッド・フリスやリチャード・トンプソンらのフレンチ・フリス・カイザー・トンプソンのものもある。
44.Kokomo(ココモ)
マイク・ラヴ、テリー・メルチャー、ジョン・フィリップス、スコット・マッケンジーの4人による共作。ブライアン抜きのビーチ・ボーイズが映画『カクテル』用にレコーディングし、1988年11月、22年ぶりの全米1位(全英20位)に輝いた。スペイン語ヴァージョンにはブライアンも参加。98年に出たロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団によるビーチ・ボーイズ作品集でもマイク・ラヴがリード・ヴォーカルを担当。Nona Reeves、キングス・シンガースなどのカヴァーがあり、この曲を改作したマイク・ラヴの「Santa's Goin' to Kokomo」なんてクリスマス曲もある。
45.Barbara Ann(バーバラ・アン)
オリジナルは、ニューヨーク出身のイタロ・アメリカンのドゥーワップ・グループ、リージェンツ1961年のヒット曲(13位)。1965年12月にシングル発売され、全米2位の大ヒットを記録。飛び入りでリード・ヴォーカルを担当しているのは、ジャン&ディーンのディーン・トーレンス。アルバム『パーティ!』収録。ザ・フー(キース・ムーン)、パパ・ドゥー・ラン・ラン、ビートニクス(ライヴ)らがカヴァー。今回のコンサートではブライアンがベースを弾く姿が観られる。
46.Fun, Fun, Fun「ファン・ファン・ファン」
ブライアン、マイク・ラヴ共作。ビートルズを筆頭とするブリティッシュ・インヴェイジョンの最中の1964年、5位まで上がったヒット曲。『シャット・ダウンVol.2』収録。ディノ、デジ&ビリー、カーペンターズ、ジャン&ディーン、レイフ・ギャレット、ジョーン・ジェット&ブラックハーツ、ビーチ・ボーイズ&リッキー・ヴァン・シェルトン、ステータス・クォー、パパ・ドゥー・ラン・ラン、ウィルソン・フィリップスなどのカヴァーあり。